#7 黒い家;サイコパスホラー小説。
20年前の小説ですが、怖い怖いというレビューを読んで購入してみました。
生命保険会社に勤める主人公が一本の電話をきっかけに、黒い家の住人に追い込まれる話でした。
作者の貴志祐介さんの作品は、天使の囀り、新世界より、悪の教典と読みましたが、今回の本はまた別の怖さを与えてくれます。
まず、本当にこういう住人がいそうである事。実際こんなサイコパスに会った事ないですが、描写を想像すると、ストレスなく容易に想像できどんどん物語に引き込まれていきます。
個人的には、天使の囀りの方がウェットなホラーで好きですが、現実に近いホラーではこちらも楽しめました。
ホラー小説はあまり読まないと思ってましたが、もう4冊目。たまに読みたくなる作者ですので、気が向いた時にまた他の著書も購入してみようと思います。
それにしても、貴志さんはグロテスクな虫の描写を描くのが好きですね。