#14 誰が音楽をタダにした?;MP3の開発秘話
MP3の発明で音楽業界で起こったことを多角的に纏めてくれたノンフィクションです。
中学生ではMDが流行りましたね。レンタルCD借りてきて、MDに取り込んで、一つ一つ名称を付けていきました。
高校1年生の時にipodが発売されてすぐ購入。ここから基本的には音楽はネットで供給されるベースとなってきました。
大学生になると、p2pを使用したBit Torrentが流行りました。もう、12年も前の話です。
中学生から大学生になるまで辿った軌跡が この本で綴られています。
MP3技術を確立させた技術者、それを商業的に広めようとしたビジネスマン。新技術を見逃さずシステムを作り上げたベンチャー、今もいる音楽タダ乗りの基礎を作り上げた配信マニアたち。とどの側面から読んでも楽しめました。
個人的には、ナップスター、ビットトレントが出てきたあたりとACC技術の成り立ちに関心です。高校生の時に当たり前のように使っていた技術はこの人たちによって作られたと思うと親近感が湧きました。
誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち (ハヤカワ文庫 NF)
- 作者: スティーヴンウィット,関美和
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/03/06
- メディア: 文庫
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