#18 反応しない練習;ブッダの考え方。芯を持ってでも固執しないで。
アマゾンkindleで半額で売っていたので買ってみました。
レビューも多いので気になっていましたが、今まで手が出ていませんでした。
エンジニアとして、客先、上司、部下、協業者。家庭を持つ身として、妻、子供、両親と多くの人とつながりながら日々過ごしています。
色々な方から色々なコメントや言葉をもらいますが、やっぱりどうしようもない時のコメントはイラついてしまいますね。
そんな時に、役立つであろうこの本。反応しなければいいんだよっていう本です。
イラつきや、不安、怒りなどはすべて"心の反応"から来るもので、これにいちいち反応するから疲れるのですと。
自分の中の過敏反応をピックアップすると。
●自分の意見を否定された時
"慢"という心のビョーキに気をつける。
"慢"はいっときは自分を肯定できる気がして心地よいのですが、高慢、傲慢、プライド、優越感といった思いは、結局、不満や、うぬぼれゆえの失敗を招いて損をします。p640(電子書籍ページ)
判断の中には、自分は正しいという肯定しすぎる思いがどこかにあり、この心理状態を"慢"というようです。
まずは、この判断を捨てるべき。正しい情報で判断するべきだと書いています。
つまり、人は一部しか見えておらず、それをすべて理解したようになってしまい、「自分は正しい」と思い込んでるようです。
なので、仏教が目指す「正しい理解」とは、「正しいと判断しない理解」をすること。
一度、自分の判断を振り返り、相手の立場や状況を正しく理解することで、お互いにわかり会えるということです。んー。そうかもしれません。難しいですが。
どうしても、自分の判断=利益をとるようにしてしまいそうです。そう。反応しないようにしないといけません。
●承認欲求がみたされないとき
承認欲求が刺激されるのは、「比較」が存在するからだそうです。
本当は比較せず、他にやることがある。つまり自分自身と向き合うことが先決と教えてくれました。承認欲求を満たす手段は
1.認められたい気持ちをモチベーションにして、今の仕事・生活を「改善」していく。
2.どんなときも「自分のモノゴトに集中」する。
3.「自分で納得できる」ことを指針とする。
p1444(電子書籍ページ)
これを維持するためには、活動のエネルギーとなる、負けたくないや認められたいというモチベーションを維持することに使う。つまり、余所見せず、自分のできることに集中しなさいって事ですね。そうすれば、その結果が自分自身を承認することになります。
最後に、ブッタ(著者)は反応しない代わりに、自分自身の人生を「信頼する」ことの重要性を説いています。
反応するのは、雑音に心を奪われているのであって、自分自身と向き合ってない。怒りは思いとは裏腹だし、嫉妬は脇見。執着は妄想に囚われている。時には自分を客観的に。時には自分の心に深く向き合い、正しいものを綺麗な心理で見て、精進することで、自分を信じれる強い人間になっていくみたいです。
自分を強く信じれるように、目の前の自分の課題に集中しようと思います。
でも、固執したらイライラするので要注意。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
- 作者: 草薙龍瞬
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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