ポンコツエンジニアの読書記録。

30代のポンコツプラントエンジニアです。読書記録をつけることで、知識の定着を目論んでいます。

#25 いま君に伝えたいお金の話;お金に関して思考停止したサラリーマンへ。

村上ファンドで有名な村上世彰さんが書いた本です。

お金のテクニカルな運用の仕方ではなくて、お金の仕組みや本質をわかりやすく書いてくれてます。

大人向けというよりは、中学生向けの本かなって思いました。

この本の中で、村上さんがなぜこんなに投資家として成長したのか。お金に詳しいのかが紹介されています。少ししか触れていませんが、村上さんが仕事をする上で、また投資家を生業とするうえで、軸をおいたの「コーポレート ガバナンス」だったのは意外でした。経営資源などの指標で見ているのかと思っていました。

この本では、紹介されてなかったのでもう一冊詳しく読んでみたいです。

今回、心に残ったところは、 最後にで村上さんがこんな事を書いています。

僕が「小さい頃に投資を経験してほしい」と考えるのは、社会に出てから、自分の生活費の一部をいきなり投資に回すというのは、とてもハードルが高いことだからです。それよりも、生活費の心配をしなくていい間に失敗しても困らないお金を使って、ゆとりを持って楽しく投資に挑戦してもらいたい。中略

みんなが貯金と合わせて資産の一部を当たり前のように「投資」する社会になれば、日本もより豊かになるでしょう。

今まで、稽古事とか部活とか予備校とか、たくさん投資されてきたと思います。でもそれは投資する人がいたからできたきた事で、一人では達成できなかった事です。これは社会も人間も同じだと思っていて、自分が少し辛くても、ちょっとしか余裕がなくてもお金を投資する。社会が成長するのに必要なものを提供するって重要な事だと思います。一人で抱え込んだ結果、個人預金が莫大に膨れ上がり、経済が停滞しています。

より良い社会を望むなら、より良い社会を作ってくれそうな事に少し分け与える思いが必要なのかもしれません。

株、投資と聞いて拒否反応が強い人には一度読んでもらいたい。投資はギャンブルではなく、リスクはあるけど自分にとって良い生活を作ってくれる会社、社会にお金を預けるって事だよと。

子供が文章を読めるようになったら、読ませようと思います。  

 

いま君に伝えたいお金の話

いま君に伝えたいお金の話